Homebrewとは
Homebrewは、主にmacOS上利用されているオープンソースのパッケージ管理システムです。Homebrewを使うと、ターミナルから簡単にソフトウェアをインストール、アップデートすることができます。
公式サイト:https://brew.sh/ja/
ライセンス:BSD 2-Clause License(BSD 2条項ライセンス)
Homebrewを使うと何が出来るのか?
プログラミング言語や開発ツールなどは1つのソフトウェアやライブラリで動作することは少なく、複数のライブラリに依存することも多いです。また、ソフトウェアを動作させるための設定ファイルも必要になります。こういった依存関係を管理し、ソフトウェアのインストールや更新を簡単にしてくれるのがHomebrewです。
Homebrewのインストール・アップデート
Homebrewがインストールされているか確認
まずはHomebrewがインストールされているか確認します。Homebrewのコマンドは「brew」になるのでバージョンを確認してみましょう。
brew -v
インストールされていれば以下のようにバージョンが表示されます。
$brew -v
Homebrew 4.3.13
Homebrewのアップデート
インストールされている場合はHomebrew自体をアップデートしておきましょう。
brew update
Homebrewのインストール
Homebrewがまだインストールされていない場合は以下のコマンドでインストールをしましょう。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
pkgインストーラーを利用したい場合は以下のgithubからダウンロードしてください。
https://github.com/Homebrew/brew/releases/tag/4.3.13
上記は2024/08/06時点の情報です。最新情報は以下の公式サイトで確認してください。
https://brew.sh/ja/
Homebrewでよく利用するコマンド
Homebrewではソフトウェアの管理単位をフォーミュラ
(Formula)という単位で管理します。聞き慣れない言葉でわかりにくいのでここでは「パッケージ」という表現で記載します。
コマンド | 内容 |
---|---|
brew install パッケージ名 | 指定パッケージをインストール |
brew uninstall パッケージ名 | 指定パッケージをアンインストール |
brew upgrade | 管理しているパッケージを全て更新 |
brew upgrade パッケージ名 | 指定パッケージをアップグレード |
brew list | 管理しているパッケージのリストを表示 |
brew outdated | 更新可能なパッケージを表示 |
brew deps --tree --installed | インストール済みパッケージの依存関係を表示 |
brew deps --tree パッケージ名 | 指定パッケージの依存関係を表示 |
brew info パッケージ名 | 指定パッケージの情報を表示 |
brew cleanup | 古いバージョンのパッケージを削除 |
brew autoremove | 依存関係としてインストールされたが、不要になったパッケージを差所 |
以上