情報サービス産業協会(JISA)が実施した2023年度の調査によるとITエンジニアの中で女性の割合は15.8%、管理職では8.1%と低い割合となっています。
参考:2023 年版 情報サービス産業 基本統計調査
女性の就業人数自体は増加傾向にありますが、まだまだ少ないです。「仕事内容が分からない」という理由で敬遠されているようなのですが、女性にオススメ出来る点も多い職業なので紹介していきます。
女性にもITエンジニアがオススメな理由
実力主義
ITエンジニアの仕事は年齢や性別に関係なく、実力次第ですぐに昇進も可能で転職も容易です。
実際仕事をしていても「女性だから・・・」といった言葉を聞いたことはありません。
これはIT業界が比較的新しい業界で古いしきたりがなく幹部層も比較的若いこと、システムやプログラミングには曖昧さがなく結果や成果が明確であることが要因と考えています。
統計では幹部や役員クラスの女性割合は少ないですが昇進機会が少なかったり、昇進しにくいといったことはありません。むしろ最近では「女性活用」が多くの企業で掲げられており、大企業では女性管理職比率の公表なども義務化される予定であることから、同じ能力であれば女性の方が昇進しやすい環境です。
休職、復職がしやすい
ITエンジニアの仕事はプロジェクト単位でチームを組んで進めることが多く、プロジェクト途中でも上流フェーズは人が少なく、開発・テストフェーズは人が増える・・など、人の増加減や入れ替えが当たり前のようにあります。そのたびに人の調整が行われるので休職する際もあまり周りを気にすることはありません。復職も同様でプロジェクトの開始時期や人が増えるタイミングで参画すれば良いので自然に職場に復帰することが可能です。
テレワークや時短勤務に対応している企業も多い
ITエンジニアの仕事は場所に依存しないもの多いです。東京の仕事を地方で受注してシステム開発をするようなことも多いですし、グローバルな企業では世界中の人とプロジェクトを進めることもあります。そのためテレワークを実施している企業も多いです。
時短勤務やフレックス制度などがある企業も多く、出産、子育てにも対応しやすいです。
自由な社風でサバサバした人が多い
エンジニアには上下関係や古いしきたりなどにこだわる人は比較的少なくサバサバした人が多いです。IT企業内でも総務や経理などの職場では女性特有の仲間内のドロドロとしたお話をよく聞くのですが開発職では聞いたことがありません。
わかりやすイメージでいうと総務の人たちがお昼休みに皆で集まってランチをしているのに対し、開発職の人は一人で自席でNetflixを見ながら食事している・・といった感じでしょうか。
仲が良くないわけではなく、気分が向かない時などは「無理」と遠慮なく言える雰囲気はあると思います。
上司と部下の関係もフランクな企業が多いので部下が上司に意見する、反抗する・・といった場面はよく見かけますし、お互いに気にしない雰囲気があります。
以上