Linuxサーバ構築の設計ポイント

システム開発全般

業務でLinuxサーバを新規構築する場合に、何を設計し、どんな所に注意すれば良いのか?
初めての人はなかなかイメージがつかないと思います。
私自身経験はありますが新規でイチから作成する機会はあまり無いので、忘れないように設計書の目次的なものを整理しておこうと思います。これから初めてサーバ構築する人のご参考になれば幸いです。

基本設定

項目備考
ファイルシステム採用するファイルシステム
言語設定システムロケール
タイムゾーン
起動モードRHELであればデフォルトターゲット
ブートローダ設定

ネットワーク

項目備考
NWセグメント
ルーティングスタティックルート設定やデフォルトゲートウェイ
DNS設定

パッケージ

項目備考
基本インストールパッケージOSインストール時に機能選択等でインストールするパッケージ
追加パッケージOSのパッケージとは別に個別導入するパッケージ

カーネルパラメータ

「TCPタイムアウト」、「ファイルディスクリプタ上限」、「ポート予約」といったカーネルパラメータを変更するものを記載する。

サービス

・ サービス一覧を記載。RHELの場合であれば、サービスのターゲットユニット設定値を記載
  (有効/無効、自動起動、起動レベルを明記する)
・ kdumpの設定を忘れず記載する。

ディスク構成・パーティション

項目備考
ディスク構成VMの利用やクラスタ共有ディスク、NFS共有など
LVM設計論理ボリューム、ボリュームグループの命名規則など
マウント設定
fstabmpfs/devpts/procやNFS設定など
フォルダ構成共通のフォルダ構成定義

アカウント

項目備考
ユーザアカウント設計UID振り分け
ユーザグループ設計GID振り分け
ユーザプロファイルホームディレクトリ
環境変数
コマンド履歴(フォーマット、履歴数、出力先)

セキュリティ

項目備考
sudders
SELinux/PAM
ファイアウォール設定
リモートアクセス設定
ログ記録操作ログ、システムログ設定
パスワードパスワードポリシー

ログ管理

項目備考
ログローテ/クリーンナップ・ログ容量見積もり
・保存期間
・バックアップ方法

ntp

項目備考
NTP設定・利用するNTPサービスの選定
・ポーリング間隔
・サーバー優先度

cron

各種cron設定

以上

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